DANA CLOUD(R)
各観測点の変位量を3次元で計測!それぞれのデータをクラウドサーバに集約して、表示・分析が可能です。

DANA CLOUD(R)は、ミリメートル単位で地盤の変動や構造物の変位を計測し、遠隔での計測データの確認や、警戒値超過時の通知が可能なシステムです。
管理がしやすく、精度も高いため、幅広い現場においてレンタルしていただきやすくなっています。

の特長

DANA CLOUD(R)の特長は、観測におけるコストを低く抑えつつ、長期間、広い範囲の変位計測を高精度で行うことができる点です。そのため、センサーの数が多く必要な場合のレンタルにも適しています。

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精度の高い計測が可能

L1帯のGNSS電波を受信して3次元の計測をミリメートルレベルで行うことができ、計測データは速度やベクトルなどさまざま方法で表示することができます。
※精度はGNSS衛星の受信状況に依拠します。

安定した計測が継続可能

GNSSスタティック測位を用いているため、夜間や荒天の場合でも精度を保ったまま計測を続けることができます。

管理方法が手軽

導入時の設置が簡単なうえに、センサー部分のメンテナンスがいらないため、手軽に長期観測をすることができます。

の機能紹介

DANA CLOUD(R)をレンタルされた際は、計測範囲外に取り付けたGNSS変位計測センサーを基準点として、計測範囲内に1~20基のGNSS変位計測センサーを置き、これらの中のどこか最低1か所で回線集約機能を持ったセンサー(回線集約器)を使用して観測します。
センサーの電源はソーラーパネルのみですが、回線集約器についてはソーラー電源とAC100V電源を選択できますので、お問い合わせいただく際に電源についてお知らせください。
DANA CLOUD(R)が機能する基準点から計測点までの距離は最大で10kmですが、2点間に遮るものがあったり距離が離れすぎたりしている場合でも、中継器を使用することでデータを取得することができます。

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の用途

DANA CLOUD(R)は、下記のような用途でレンタルしていただくのがおすすめです。

  • 火山活動に起因する山体の膨張・収縮や地滑りの監視といった、災害の予兆の観測
  • 土木工事の際の変位監視や近接工事の影響監視
  • 構造物、鉄塔、線路、法面などの変状監視
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DANA CLOUD(R)はさまざま現場において、施工時から保守まで広範な用途でお使いいただけますので、ぜひ一度ご相談ください。

の仕様
GNSS変位計測センサー部 回線集約器 中継器
型式 MG-87M01 / MG-100M1 MG-87M02 / MG-100M2 MG-87M03 / MG-100M3
受信周波数 GNSS L1帯(1575.42MHz)、CAコードおよび搬送波
通信方式 無線LAN(IEEE 802.11b/g/n):ステーション機能 無線LAN(IEEE 802.11b/g/n):ステーション機能、アクセスポイント機能 無線LAN(IEEE 802.11b/g/n):ステーション機能、アクセスポイント機能、中継機能
有線LAN - 1ポート 2ポート
無線LAN通信距離 700m ※1 / (2,000m長距離伝送オプション)
電源 DC12V DC12V(AC100V:オプション) DC12V(AC100V:オプション)
消費電力(TYP) 0.34W 1.76W 3.53W
使用温湿度範囲 -20~60℃、95%RH @40℃
防水防塵 IPX5
寸法・質量 本体 φ195×372(mm)
約1.2kg
φ195×372(mm)
約1.4kg
φ195×372(mm)
約1.5kg
電源装置
(バッテリ含む)
200×200×160(mm)
約4.9kg
560×380×180(mm)
約28.4kg
ソーラーパネル 490×350×18(mm)
約2kg
1,005×670×30(mm)
約8kg

※1 現場の状況により700m以下になる場合もございます。