杭打ち作業時にオペレータへ画像表示をしながらガイダンス!リアルタイム測量で効率化を実現。

画像杭傾斜管理システム 杭 打太郎はレンタルすることで杭打ち作業時の測量工数の削減につながります。管理者がオペレータに無線接続をしたPC画面を通して誘導を行うことで、杭位置や打ち止め深さなどを的確にガイダンスすることができます。

の特長

画像杭傾斜管理システム 杭 打太郎の特長は、杭打機運転席のオペレーターにカメラ付きトータルステーションを使用して誘導ができる点にあります。これ1台をレンタルするだけで、杭位置だけでなく鉛直度や傾き、打ち止め深さを画像データつきでガイダンスすることができます。
これまではターゲット側とトータルステーション側の2名分人員が必要だった測量場面において、作業のコストカット・時間短縮につながります。

なお、各自動追尾トータルステーションと管理用PCは無線通信で接続されます。杭打設機運転席のオペレーターは、管理者が操作・投影するPCモニターを確認しながら作業するため、施工性の向上が期待できます。
また、必要に応じて画像上に管理値のラインを設定する事で、視覚的にも鉛直監視を行うことができます。



の機能紹介

画像杭傾斜管理システム 杭 打太郎は、杭の傾斜角度を数値化する機能が搭載されています。
レンタル先の現場では接続PC上で画像の2値化処理を行い、杭画像のエッジ検出によって鉛直度の数値化が可能となります。

傾斜監視モード (自動追尾トータルステーション×2台)

デジタルカメラ画像を用いた鋼管杭の鉛直監視モード。鋼管杭に対し、自動追尾トータルステーションを2台設置して稼働します。
画像データより杭の傾斜角度を監視することができます。

傾斜測定モード

自動追尾トータルステーションを用いたノンプリズム計測での傾斜監視モード。
自動追尾トータルステーション1台を使用し、上下点を左右2点ずつ自動計測をすることで鉛直性を監視します。

誘導モード

全周ミラーを用いてワンマン測量での逆打ち、又は重機に全周ミラーを取付します。
重機を打設位置へ誘導が可能です。

高さ測定モード

リーダー頂部に全周ミラーを取付、計画値の打ち止め高さと実際の出来形差分の計測を行います。



の用途

画像杭傾斜管理システム 杭 打太郎は、用途として各種公共工事の杭打ち作業現場に多くレンタルされています。
橋梁基礎やジャケット式桟橋、地盤改良工等の鉛直杭打設工などの公共工事に利用できます。

特に杭の打設本数が多い場合や、即時的な計測管理が必要な場面で役立ちます。
設置スペースとして、2台のトータルステーションが設置できれば利用可能です。(※)
1台のみでの運用は、狭小な現場に限り可能な場合があります。

全国提供ができるシステムとなっていますので省人化・効率化を図りたい場合など、是非お問い合わせください。

※)1m×1m=1平方m程度×2台分



の仕様
トータルステーション型式 Imaging Robotic Total Station DS-203i
国土地理院 測量機種登録 2級Aトータルステーション
倍率/分解能 30x / 2.5”
最小表示 / 精度 1”/5” / 3”
測定範囲
ノンプリズム時 0.3m~800m(気象条件良好時:1,000m)
3素子反射プリズム ~8,000m(気象条件良好時:10,000m)
360°プリズム 1.3m~1,000m