コンクリート養生管理システム潤トワシステムの特長は、養生マットの保水状況を独自の自動測定システムにより見える化した点、必要に応じて自動散水(停止)できる点です。こちらをレンタルすることで現場の省人化が可能となります。
コンクリートの品質に大きく関わるコンクリート養生は従来、作業員によって現場で目視確認・判断していましたが、このシステムではコンクリートの表面温度と、独自に構築した養生マット含水率に基づき自動で散水および停止を行います。そのため、長期間のコンクリート養生管理や、省力化による生産性向上への取り組みに有効です。
「アクアマット・うるおんマット(早川ゴム製)」との組み合わせが必須であり、高い湿潤養生効果が期待できます。
※アクアマット・うるおんマット・・・お客様でのご用意か弊社からのご購入をお願いします。
散水ホース・耐圧ホース・・・弊社からのご購入をお願いします。
貯水タンク・・・お客様でのご用意をお願いします。
また、構成品・販売品は養生面積や箇所数により、自由に組み合わせが可能です。
コンクリート養生管理システム潤トワシステムが使用できるのは下記を満たした現場に限ります。
コンクリート養生管理システム潤トワシステムには、遠隔管理・履歴レポート出力などの機能が標準で搭載されています。レンタルの際にはWeb環境にある端末で離れた場所から養生マットの含水率をリアルタイムで確認することができ、さらに測定した履歴データをCSVで出力したり、強制的に散水(停止)指示も可能となっています。
これまで散水および停止の必要性は現場で作業員が判断していましたが、このシステムはコンクリート品質の確認実験を根拠にして自動的に判断できるため、作業員が現場に出向く必要がありません。
コンクリート養生管理システム潤トワシステムはコンクリート養生の工程管理を省人化する用途でレンタルされています。主に養生作業場所と事務所に距離(MAX5kmまで※)がある現場や、養生する面積がとても大きく、人の手での散水に多大な労力が必要な現場に特におすすめです。
※親機、子機間での無線通信距離は、設置する場所の周囲環境によります。
周囲環境温度 | 【動作温度範囲】-5℃~+65℃(凍結しないこと) 【測定温度範囲】0℃~+50℃※1 |
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防水/防塵 | 完全防水(IP67相当) |
外形寸法(センサー本体部) | L(119mm)×W(31mm)×H(9mm) |
ケーブル長 | 30m(最長55m) |
総重量(本体+ケーブル+コネクタ) | 283g(参考値) |
養生マット含水率(%) | ○ |
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コンクリート表面温度(℃) | ○ |
養生マット含水率(VWC):検出方法 | 折り返し平行伝送路方式※3 |
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養生マット含水率(VWC):測定範囲 | 絶乾(0%)~飽和(100%) |
温度(℃):精度 | ±1℃ |
温度(℃):測定範囲 | -10~+50℃ ※4 |
通信方式(サーバーとの通信) | LTE |
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通信方式(子機との通信) | 920MHz特定小電力無線 |
保護等級 | 通信ボックス:IPX5 無線ボックス:IP67 |
動作環境(周囲環境温度) | -10~50℃ |
電源 | AC100V±10%(50/60Hz) |
外形寸法 | 通信ボックス:幅×奥行×高さ=190×280×141mm(突起物、付属品は含まず) 無線ボックス:幅×奥行×高さ=150×110×40mm(突起物、付属品は含まず) |
保護等級 | IP65 |
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動作環境(周囲環境温度) | -10~50℃ |
信号出力 | AC100V(AC100V仕様のNC形バルブをご使用ください) |
電源 | バルブ制御部:AC100V 通信計測部:単1形乾電池×3個(DC4.5V) |
外形寸法 | 幅×奥行×高さ=474×373×178mm(突起物、付属品は含まず) |
重量 | 8kg以下 |
計測周期および制御周期 | 10分 |
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親機1台あたりの子機接続台数 | 最大5台 |
子機1台あたりのセンサ接続数 | 最大3台 |
備考 | ※1 0℃以下では水(凍結状態)の比誘電率が著しく変動するため、養生マット含水率の値は保証されません。 ※2 養生マット含水率(%)及び、コンクリ表面温度(℃)は、設置環境によって出力値が異なる場合があります。 ※3 株式会社A・R・Pは特許権者である株式会社鹿児島TLOと特許実施契約を締結しております。 ※4 空気中での測定範囲を示します。 |
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